山本由伸 3戦連続2桁K&打者20人連続アウト!序盤で黒いメモ帳手にロートベットと白熱議論 配球面で調整→無双投球
「ジャイアンツ-ドジャース」(12日、サンフランシスコ)
ドジャースの山本由伸投手が先発マウンドに上がり、三回を投げ終えるとメモ帳を手にロートベットと真剣な表情で言葉をかわすシーンがあった。この甲斐あってか3試合連続の2桁奪三振をマークし、打者20人連続アウトの離れ業を見せた。
山本は8月に入ってから黒いメモ帳をベンチに持ち込んでいた。ロートベットも白いファイルを手にしており、アイアトン通訳を交えながら真剣な表情で議論をかわした。
この日は先頭のラモスを高めのフォーシームで空振り三振に斬った山本。しかしデバースを四球で歩かせてしまうと、続くアダメスに左中間を真っ二つに破られる二塁打を浴び、パヘズが打球処理を誤ったことで先制点を失った。パヘズには失策が記録された。
それでも以降のピンチを切り抜けて最少失点で立ち上がった山本。二回は丁寧に変化球を織り交ぜながらジャイアンツ打線を三者凡退に仕留めた。ベッツの好守にも助けられてリズムを作ると、三回もデバースからフォーシームで空振り三振を奪うなど2イニング連続の三者凡退に抑えた。
四回、五回と3人でスコアボードにゼロを刻み、打者14人連続アウトの離れ業。粘り強く打線の援護を待った。六回も連続三振を奪う力投で三者凡退に抑え、連続アウト記録を17人へ伸ばした。
すると直後に打率1割台と低迷するコンフォルトがバックスクリーンへ同点ソロをたたき込み、試合を振り出しに戻した。七回はギアを上げ、3試合連続の2桁奪三振となる10Kを奪うなど、三者凡退。打者20人連続アウトの離れ業を見せた。





