佐々木朗希、配置転換の可能性 ロバーツ監督示唆「すべての選択肢話し合う」 メジャー復帰は明言せず 160キロ超連発の投球を絶賛「ファンタスティック」
「ドジャース-ロッキーズ」(10日、ロサンゼルス)
ロバーツ監督は試合前の会見で右肩インピンジメント症候群のため、5月から負傷者リストに入っているドジャースの佐々木朗希投手の配置転換の可能性を示唆した。
佐々木は前日のマイナーでの5度目の調整登板で米球界移籍後最速となる101・6マイル(約161・9キロ)を計測するなど、4回2/3、同最多90球を投げて3安打3失点。四回まで1安打無失点、8奪三振の快投を披露した。最後はスタミナ切れのため、球威や制球力が落ち、3点を失ったが、直球の平均球速が159キロに達し、大きな課題の一つをクリアした。
当初は先発投手として復帰する予定だったが、現在、チームは先発6人制を採用し、エースの山本を筆頭に大谷、カーショー、スネル、グラスノー、シーハンがいずれも好投している。前日の会見で佐々木のリリーフ起用について「なんでも起こりうる」と否定しなかった指揮官は一夜明けたこの日「ロウキに対しても、私たち自身に対しても正直であることが大事だと思う。彼が今どこにいるのか、私たちがどこにいるのか、彼にとって何がベストなのか、チームにとって何がベストなのか。そういう問いは間違いなく出てくると思う。先発として準備をするのか、それとも役割を変えるのか、どちらにも理由はあると思うので、すべての選択肢をテーブルに載せて話し合うつもりだ」と説明した。
また、出力が上がった前夜の投球について指揮官は「本当にファンタスティックだった」と満面笑み。「意思決定に関わるメンバーと話し合って、次のステップを決めることになると思う。だから、今の時点でははっきりしたことは言えないが、彼がその話し合いに加わるのは確かだ」と話した。
佐々木は昨オフにロッテからポスティングシステムを使って米球界移籍を決断し、大争奪戦をへてドジャースへ移籍。メジャー1年目はここまで8登板、1勝1敗、防御率4・72の成績を残し、5月9日のダイヤモンドバックス戦で五回途中5失点、61球で降板した後に右肩に痛みを訴えて離脱した。





