大谷翔平が圧巻の3者連続三振 31歳バースデー登板は2回1安打無失点と上々 変化球キレッキレ バットもへし折る 最速162・4キロ
「ドジャース-アストロズ」(5日、ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手が「1番・投手兼指名打者」で出場。この日、31歳を迎え、日米通じて初の誕生日登板となった。2回1安打無失点3奪三振、復帰後最多となる31球で危なげなく抑えた。
6月28日のロイヤルズ戦以来、中6日の調整で復帰後4度目マウンド。初回、先頭パレデスにはスライダーを左前に運ばれたが、2番スミスのバットをへし折り、二ゴロ併殺打。アルトゥーベも変化球で遊ゴロに抑え、打者3人を10球で終えた。
二回は先頭ウォーカーを3ボールとしたが、直球で追い込み、空振り三振。続くカラティニの打席で自打球が当たると、思わず大谷が叫んで痛そうに顔をしかめる様子も。4球目に最速162・4キロを計測すると、その後、フルカウントから空振り三振に仕留めた。ディアスにはファウルで粘られたが、最後はスイーパーで空振りを奪い、圧巻の3者連続三振となった。
予定は2イニング、40球以下。直球の最速は162・4キロと前回より球威は抑えめだったが、変化球はキレッキレ。前日18得点のアストロズ打線を寄せつけなかった。
投手としてはこれで4試合に登板し、計6回で防御率1・50。初めて2イニングを投げた前回のロイヤルズ戦ではメジャー自己最速の163・6キロをマークするなど、先発投手として完全復活の階段を着実に上がっていることをうかがわせた。




