「ロッキーズ１－３ドジャース」（２６日、デンバー）

　ドジャースの大谷翔平投手が「１番・指名打者」で出場し、七回に２戦ぶり２８号ソロを放つなど、３打数１安打１打点、１四球だった。先発クレイトン・カーショー投手が６回２安打１失点で５月１７日の復帰後は無傷４連勝。メジャー通算２１６勝目を挙げ、史上２０人目の通算３０００奪三振まで３に迫った。チームは４連勝で貯金を今季最多の２０に伸ばした。

　敵地ファンのどよめきの中、飛距離１２８メートルの打球が中堅右の味方ブルペンに着弾した。標高１マイル（約１６００メートル）に位置し、打球が飛びやすいと言われている「打者天国」で大谷が２戦ぶりの一発を放った。直近４戦３発の量産態勢で２位スアレス（ダイヤモンドバックス）に３本差をつけてナ・リーグのキングを快走。リーグ全体ではローリー（マリナーズ）を４本差に迫った。

　この日は過去の対戦打率・３６４（１１打数４安打）、２本塁打、５打点、ＯＰＳ１・４５５の左腕ゴンバーに苦戦した。初回は二ゴロ、三回はフルカウントから四球を選んで出塁し、ベッツの適時内野安打をお膳立てしたが、五回２死三塁の好機は一ゴロだった。

　主役はメジャー１８年目、３７歳のベテラン、カーショーショーだ。二回に先制ソロを被弾したが、三回に味方打線が同点に追いつくと、しり上がりに調子を上げ、終わってみれば６回２安打１失点、１四球５三振の快投。わずか６９球の省エネ投球でチームを勝利に導いた。