山本由伸 5回無失点&二塁踏ませない好投も…約1時間半中断でわずか56球の降板→打線援護で6月初勝利の7勝目!
「ロッキーズ1-7ドジャース」(25日、デンバー)
ドジャースの山本由伸投手が先発マウンドに上がり、5回を無失点に抑えたが雨のため試合は六回表の攻撃中に中断した。約1時間半に及んだことで56球での降板となったが、6月初勝利となる7勝目を手にした。
この日は正捕手のスミスではなく、若手のラッシングとバッテリーを組んだ山本。初回先頭にいきなりボールが先行したが、最後はアウトローのカットボールで右飛に打ち取った。続くグッドマンも初球のカットボールで中飛に仕留めた。ベックには素早く追い込み、最後は低めのカーブで空振り三振。わずか10球で三者凡退に斬った。
二回も先頭のマクマホンをカーブで空振り三振。エストラーダも一ゴロに仕留めると、トリアはスプリットで3球三振。三回は先頭のモニアックを空振り三振、次打者を捕ゴロに打ち取ったが、2死からヒリアードには初安打となる右前打を浴びた。それでもフリーマンを中飛に仕留め、序盤3イニングをわずか33球でまとめる立ち上がりだ。
四回は先頭が二遊間へ放ったゴロを遊撃のベッツが好ハンドリングで鮮やかに処理。ベックは内角低めのツーシームで空振り三振、マクマホンは一ゴロに打ち取り、落ち着いたベースカバーぶりも際立った。
五回は先頭のエストラーダにフルカウントからのカーブを見極められ、四球で初めて先頭打者の出塁を許した。だが続くトリアを1-6-3の併殺打に仕留め、モニアックからは低めのスプリットで空振り三振を奪った。しかし六回表の攻撃中に強い雨が降り注ぎ試合は中断。それでも直前にマンシーがラッキーな2点内野安打を放ち、山本が7勝目の権利を手にする待望の援護点が入った。
6月に入ってからやや状態を落としていた山本。ここ2試合は一発を浴びるケースが目立つなど不安定な内容だった。だがラッシングとのバッテリーで配球が偏ることなく、自在の投球でロッキーズ打線を封じた。高地で打球が飛びやすい打者天国で、無双ぶりが復活した。
これで山本は6月初勝利の7勝目をマーク。打線が七回にマンシーの満塁弾、八回にコンフォルトの2試合連発で突き放した。





