大谷翔平、投打同時出場で8戦ぶり26号2ラン 二塁打からビデオ裁定で判定覆る リアル二刀流アーチは669日ぶり 日米通算300号王手 七回の適時三塁打と合わせて25度目マルチ
「ドジャース-ナショナルズ」(22日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・投手兼指名打者」で出場し、11-3の八回の打席で8試合ぶり26号2ランを放った。左中間フェンスぎりぎりの飛球を観客が触ったことから一度は二塁打と判定されたが、ビデオ裁定により本塁打に変更された。右肘手術から復帰2登板目で待望のリアル二刀流アーチ。日米通算299本塁打(日48本、米251本)とし、大台に王手をかけた。七回無死満塁の好機には走者一掃の右翼線三塁打。今季25度目のマルチ安打を記録した。
大谷が投打同時出場した試合で本塁打を記録するのは23年8月23日のレッズ戦以来、669日ぶり。14日のジャイアンツ戦以来となる一発でナ・リーグでは並んでいたスアレス(ダイヤモンドバックス)に1差をつけて単独トップ。メジャー全体では31本のローリー(マリナーズ)に5差で追っている。
投手としては中5日の調整でマウンドに立ち、1回、18球を投げて無安打無失点、2奪三振だった。
大谷は前回登板後から前日までの5試合で打率・105(19打数2安打)、0本塁打の不振。前カードのパドレス4連戦では右脚と右肩甲骨下部に死球を受けており、万全はない状態で試合に出場し続けている。試合前の会見では米報道陣から疲労を心配する声が上がったが、ロバーツ監督は「疲労の兆候は見えない。どの打者にも言えることだが、ボール球を追いかけ始めると、安定した成績を出すのは難しくなる。それが疲労によるものだとは思わない。、スイングスピードなどのデータは依然として基準を満たしている」と話していた。





