大谷翔平 ベッツの痛恨失策にも動じず1回を無安打無失点 初奪三振含む2K 移籍後2度目のマウンド 最速159キロ

 「ドジャース-ナショナルズ」(22日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手が2度目の先発マウンドに上がり、1回を無安打無失点に抑えた。

 初登板から中5日でのマウンド。ブルペンでは31球を投じたが、インターバルを一回挟み、2イニングを想定してボールを投じた。あくまでもリハビリの一環として、状態を上げていく段階だが、プレーボール後は違った。

 ラッシングとの初コンビで、プレーボールがかかると拍手が起こった。初球のフォーシームでエイブラムズを打ち取ると、しっかりベースカバーにも入って最初のアウトを奪った。続くウッドにはスライダーで簡単に2ストライクを取ったが、スプリットを引っかけ、バックドアは抜けた。それでも懐にスライダーを投げ込み遊飛に打ち取ったかに思われたが、ベッツがまさかの落球。失策で走者を許した。

 走者を背負い、ガルシアにはカウント2-2から内角低めのスライダーで空振り三振。復帰後初三振を奪った。ロウにはしっかりと最速159キロのストレートで押し込んだが、スプリットが引っかかってワイルドピッチになった。得点圏に走者を背負ったが、最後はスライダーで空振り三振に仕留めた。18球で投げ終えスタンドからは拍手が沸き起こった。

 大谷は2年ぶり、663日ぶりの先発登板となった前回のパドレス戦で28球を投じ、1回2安打1失点。最速は161キロを計測したが、本人はアドレナリンが出ていたと分析。「93~4マイルで投げていければ」と語っていた。

 前日の会見でロバーツ監督はイニング数について「はっきり決めないで行こうと思う。内容次第で1イニングになるかもしれないし、様子を見て2イニング投げさせるかもしれない」と語っていた。最終的に1イニング18球で降板した大谷。前回登板はツーシームを多投したが、この日はスライダーとスプリットを中心に配球を組み立てるなど変化を示した。

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