佐々木朗希、60日間の負傷者リストへ移行 長期離脱確実 球団発表 28歳マイナー左腕をレッドソックスから獲得
「ドジャース-ナショナルズ」(20日、ロサンゼルス)
ドジャースが、右肩インピンジメント症候群のため15日間の負傷者リスト(IL)に入っている佐々木朗希投手を60日間のILに移行したと発表。長期離脱が確実となった。球団はこの日、レッドソックスのメジャー40人枠から外れた救援左腕ザック・ペンロッド投手をトレードで獲得した。
5月13日からILに入っている佐々木は痛み止めの注射を打ち、約2週間のノースロー期間をへてキャッチボールを再開。しかし、現在はふたたび無期限ノースロー状態で、ランニングや筋力トレーニングなどで肉体強化に取り組んでいる。
ロバーツ監督は15日の会見で「彼が今季の長期的計画の一員にならないものとして話を進めなければならないか?」と問われると、「そうだと思うし、それが妥当だと思う。彼がこの環境にいること自体、大きな挑戦だったし、そこに健康面の問題も加わってくる。彼は先発投手だから調整には時間もかかるし、やるべき準備も多い。そう考えると、それ(彼が今季いないとという前提で進める)は理にかなったやり方だと思う」と答え、今季構想外を示唆していた。
ドジャースは先発の柱としている4人が離脱中。グラスノーとスネルの復帰は近づいているが、4月30日に右肘靭帯再建手術から復帰したゴンソリンは右肘違和感を訴えて今月7日に15日間のIL入りし、2日前に60日間へ移行。佐々木同様、長期離脱が確実となり、先発ローテーションの再編を迫られている。
球団はこの日、佐々木の60日間IL移行で空けたメジャー40人枠にレッドソックスから獲得したペンロッドを入れた。
同投手は18年にドラフト外でレンジャーズに入団。20年に自由契約となり、独立リーグでプレーした。23年にレッドソックスとマイナー契約を結び、昨年9月にメジャーデビュー。7試合に投げて防御率2・25をマークしたが、メジャーに定着できず。今季は3Aで開幕を迎え、6登板で0勝1敗、防御率5・68。15日にメジャー40人枠から外され、事実上の戦力外となっていた。



