ロバーツ監督“6月男”大谷の復調に手ごたえ「また軌道に乗れたのでは」 11戦ぶりアーチ「彼の調子がいいとチームは楽になる」
「ドジャース11-5ジャイアンツ」(14日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・指名打者」で出場し、今季3度目の1試合2本塁打。初回の24号先頭打者弾で自身の今季ワーストとなる連続ノーアーチ記録を10戦46打席で止めるとともに打線を勢いづけ、六回の25号ソロで中押し点をたたき出した。
ジャイアンツとの首位攻防第2戦。負ければ首位陥落の危機にあったチームを大谷のバットが救った。試合後のロバーツ監督は「今夜の翔平はすごかったし、素晴らしい活躍だった」と称賛。「今夜は打球に角度をつけ、フィールドを大きく使っていたし、良いスイングが何度もあった。彼の調子がいいと、チーム全体が楽になるね」とにこやかに話した。
10試合連続ノーアーチについては「気付かなかったよ」と指揮官。最近の打席の傾向を「低めのボール球に手を出すことが多かったと思う」と分析したうえで「彼は調子を取り戻すすべをもっている。だから、本塁打を2本打ったことでまた軌道に乗れたんじゃないかな」と、復調の兆しを口にした。
大谷にとって6月は昨年に自己最多タイの月間15本塁打を記録するなど、最も多く本塁打を放っている月。しかし、今季は前日までの月間成績は12試合、打率・229(48打数11安打)、1本塁打、2打点、OPS・671と精彩を欠いていた。





