「ビッグ・パピー」オルティス氏が米野球殿堂入り 通算541本塁打 資格1年目で選出

 米国野球殿堂は25日(日本時間26日)、今年の殿堂入り選手を発表し、レッドソックスなどで通算541本塁打を記録したデービッド・オルティス氏(46)が資格1年目で選出された。資格最終10年目だった歴代最多762本塁打のバリー・ボンズ氏(57)、通算354勝のロジャー・クレメンス氏(59)らは現役時代の薬物使用疑惑が影響し、選出されなかった。

 ドミニカ共和国出身のオルティス氏はツインズ時代の02年に戦力外通告を受けた苦労人。翌年に移籍したレ軍で才能が開花し、06年には2冠王に輝くなど3度の世界一に貢献。「ビッグ・パピー」の愛称で親しまれた。選出は全米野球記者協会に10年以上在籍する記者による投票で、今年は全394票の75%以上の得票が条件。オルティス氏は77・9%の307票を獲得した。

 ボンズ、クレメンス両氏はそれぞれ66%、65・2%。両氏と同じく資格最終年だった通算216勝のカート・シリング氏(55)は度重なる差別発言で品格を落として58・6%。通算609本塁打のサミー・ソーサ氏(53)は薬物疑惑やコルク入りバット使用発覚などもあって18・5%で資格最終年を終えた。

 記者投票による選出資格を失った候補は今後、時代別に選手らを選ぶ選考委員会に委ねられる。

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