日大三が王手!初4番・富岡が千金V打

 「高校野球西東京大会・準決勝、日大三3‐1創価」(26日、神宮)

 値千金の一打を放ったのは、初めて4番を任された男だった。同点の七回、2死満塁。日大三の富岡優太内野手(3年)が剛腕・池田の145キロを捉えた。打球は中前に抜け、2者が生還。「自分が決めようと思って打席に入った。死に物狂いで打ちました」。緊張と疲労で右足がつった状態にもかかわらず、気迫でバットを振り抜いた。

 1番打者として、準々決勝までの5試合で19打数11安打。打率・579と打ちまくっていた。小倉監督のひらめきで、メンバー交換5分前に、初めて4番の覧に富岡の名が記された。「打席に入る前に『自分を信じろ。頼むからやってくれ』と送り出したんですよ」。3打席凡退後の最終打席で、意地の一打を放った孝行息子を称えた。

 春季都大会はよもやの初戦敗退。昨夏の甲子園覇者は今大会、ノーシードから地道に勝ち上がってきた。2年連続の夏切符まであと1勝と迫り「(新チームでは)結果を残せなくて悔しい思いをしてきた。みんなで甲子園に優勝旗を返しに行きたい」。ノリに乗る背番号「4」は言葉に力を込めた。

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