ケイバ熱盛ブログ「重賞初Vにとどまらず…」(6月25日)

 ご無沙汰しております。栗東・山本です。先週末のマーメイドSは“推し”の藤懸騎手が10番人気のシャムロックヒルで逃げ切り重賞初制覇。予想印は▲までしか回せず、本命馬◎イズジョーノキセキは着外に。馬券は“ハーフスイングを取られて三振”な状態でしたが、そんな悔しさなんて飛ぶほどすがすがしい気持ちになれる勝利ジョッキーインタビューでした。

 重賞初Vで一つの節目に到達した藤懸騎手ですが、今週はまた違う、ある記録の達成が懸かっています。それはデビュー通算100勝です。マーメイドSで99勝目を挙げ、100勝へリーチをかけました。

 今週は土曜東京で2鞍、日曜阪神で1鞍の計3鞍の出番。中でも注目は土曜東京の9Rリュクスウォリアーです。調子の良さを聞いていた前走でも◎を打ち、コラムでも紹介しましたが、今回も「状態良く来られています。追い切りでも素軽い動きをしていましたし、あとは自分の競馬をするだけ」と好気配。メンバー構成も前走と似ており、ここは勝ち切るまであるはずです。

 もうひと鞍の3Rフィルムスコアも「能力はあるので、いかにレースまで落ち着いて過ごせるか」と、かみ合えば十分やれそうな雰囲気。もしかすると、こちらで“リーチ一発”があるかもしれませんね。

 ちなみにこの土曜2鞍はともに平田厩舎の馬。デビューから今年1月まで所属し、いい経験もつらい経験もここで味わってきました。「フリーになるというのも、平田先生が快く送り出してくださったからこそ。厩舎を離れてからも乗せてくださいましたし、支えてもらっているのはありがたい限りです。平田厩舎の馬ですし、ここで100勝を決めたいですね」と気合十分。ぜひ、メモリアルVをここで決めて師匠に恩返しを!今の勢いならチャンスをモノにできるはずです。

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