【POG】2歳戦独断評価 安田隆師「大物感があります」ダノンスコーピオン飛躍に期待
先週日曜(20日)は東京、阪神、札幌の各競馬場で2歳新馬戦が3鞍行われた。阪神5R(芝1600m)を制したのは、ロードカナロア産駒のダノンスコーピオン(牡、栗東・安田隆)。好スタートからためを利かせて中団を追走すると、直線では完全に抜け出した2着馬をゴール前できっちりととらえた。
前日の降雨の影響により、稍重まで回復したとはいえ新馬にとってはタフな馬場状態。外々を回るロスがあったなか、大きなフットワークで差し切った内容は着差(首)以上の強さを感じさせた。
単勝1・3倍の支持に応え、川田は「調教で感じていた課題を見せながらでしたが、2着馬が伸びているなかでも、まずは勝てたことが何より」と振り返る。安田隆師は「1回使ってこれから本当に良くなると思う。大物感があります」と期待を膨らませていた。(レース評価B、将来性★★★★)
先週日曜の新馬勝ち馬評価一覧キミワクイーン(牝、父ロードカナロア、美浦・奥村武)
日曜東京5R・芝1400m、M・デムーロ「スタートが良くて自分のペースで行けたし、ほかの馬が来てもひるむところはなかった。センスがある。坂のところでしっかり伸びてくれた。とても真面目な馬です」(レース評価B、将来性★★)
グランアプロウソ(牡、父ガンランナー、栗東・松永幹)日曜札幌5R・芝1200m、武豊「おっとりした気性だけど持ったままで先行できたように、いいスピードがある。血統ですね」(レース評価B、将来性★★★)