【地方競馬】佐々木世麗騎手が地方通算100勝 「あと10勝ぐらいから長かった」

通算100勝達成を喜ぶ佐々木世麗(左)=提供・兵庫県競馬組合
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 兵庫競馬で初の女性騎手・佐々木世麗(19)=園田・中塚猛=が13日、園田競馬の最終日7Rをマリードゥラメールで勝ち、通算100勝を達成した。2021年4月13日の初騎乗から1年1カ月で870戦目。日本の女性騎手では史上最速での到達となった。

 レースはディキシーが逃げて、佐々木騎乗のマリードゥラメールが2番手で追走。3角で2頭が並ぶと、4角ではマリードゥラメールが先頭に立って押し切った。「あと10勝ぐらいから、めっちゃ長かった。98、99勝になると、1勝が10勝分ぐらいに感じた。次の目標は200勝です」と佐々木。レース後は、祝福する騎手仲間と一緒に口取り写真を記念撮影した。

 さらに勝ち星を伸ばして101勝になると、見習い騎手を卒業して▲3キロ減の減量特典もなくなる。その後は、女性騎手規定の◇2キロ減で騎乗することになる。

 佐々木は2021年4月にデビューし、兵庫県の新人騎手として最多記録の年間87勝を挙げた。また、優秀な成績をおさめた地方競馬の人馬を顕彰するNARグランプリ2021で優秀女性騎手賞も受賞した。

 一方で、今年は1月4日の園田競馬での騎乗後、体調不良で約2カ月間休養した。その期間中で自身の誕生日だった2月7日には、新子雅司厩舎から中塚猛厩舎へ所属を変更。3月1日の園田競馬から騎乗を再開した。

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