【別府競輪】復調してきた松浦悠士が自在駆けでVを目指す

 「ウィナーズカップ・G2」(20日、別府)

 窮地に陥っても慌てることなく対応してみせた松浦悠士(32)=広島・98期・SS。準決11Rは前を任せた犬伏湧也(徳島)が打鐘2センターで郡司浩平(神奈川)に大きなけん制を受けて不発。内へ降りた松浦は「落車しそうになったし、内をすくわれたので最終ホームでは8割方、終わったと思った」と厳しい展開を振り返って苦笑い。

 それでも最終的には郡司を追って、最終4角では内へ進路を取り、郡司をさばいて3着。「(打鐘)2センターでやられたので、しっかりやり返した」と1周後には郡司にきっちりと反撃した上で、自身は決勝へ駒を進めた。

 今回は前年度の覇者で盟友の清水裕友(山口)が不在。1次予選は目標の松本貴治(愛媛)が当日欠場で2日目の毘沙門天賞は単騎。準決も苦しい展開となったがしのいた。「(前場所の)松山で手応えをつかめたのが大きかった」と今年は年始から苦戦が目立ったが、ここへきて復調ムードが漂う。

 決勝は福田知也(神奈川)の援護を受けて自在に攻める。輪界屈指の自在性を持つ松浦が強敵ラインを相手に縦横無尽に動き2回目のウィナーズカップ制覇を目指す。

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