【ボート】藤原啓史朗のG1初Vにしみじみ
「ボート記者コラム 仕事 賭け事 独り言」
児島担当になって2年半が経過した。うれしいこと、悔しいこといろいろ経験もしたが、藤原啓史朗(36)=岡山・112期・A1=が10月3日、地元の児島周年でG1を初優勝したのは本当にうれしかった。コンマ06のトップスタートを決めて、1周2マークにさしかかる時に、山口剛(広島)と接触するアクシデントはあったが、その後は独走態勢となり逃げ切り勝ちを収めた。常日頃から「人に迷惑をかけないクリーンなレースをすること」を心がけている藤原にとっては、山口との接触があったことで「優勝は心からは喜べない」という言葉に人柄が表れている。
2023年7月に、びわこの秩父宮妃記念杯を完全優勝でG2を初制覇し、G1での活躍を期待されたが、初優勝までの3年あまりは、優勝戦進出が3回だけとなかなか思うような結果を残せずにいた。G2を制する前には、2022年9月の福岡周年では1号艇で優勝戦へ駒を進めたが、差されて2着という悔しさも味わっている。
G1初優勝の儀式である水神祭では、水面に放り投げられるのだが、2本のホースで藤原に水をシャワー状に放水する新しい形での祝福となった。
ボート界でも屈指の実力を持つ茅原悠紀が現在の岡山支部をけん引し、6月に鳴門で開催されたグランドチャンピオンで2回目のSG優勝した吉田拡郎が続く形になっている。藤原がSGでも活躍を見せ、けん引する方の立場になってくれることを期待する。(児島ボートレース担当・黒岡浩二)
