広島・新井監督「悔いのない決断を」 FA取得の床田&森下&坂倉へ思い直接伝える 「頑張って得た権利。彼らの野球人生」

練習を見守る新井監督(撮影・北村雅宏)
球場に姿を見せた森下
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 広島の新井貴浩監督(49)が19日、今季初めて国内フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たした床田寛樹投手(31)、森下暢仁投手(29)、坂倉将吾捕手(28)に自身の思いを伝えたことを明かした。詳細について言及は避けたものの、「悔いのない決断をしてもらいたい」と言葉を贈った。来季以降のチームづくりに多大な影響を及ぼす3人の去就に、さらなる注目が集まる。

 3選手とも主力中の主力。床田は今季の開幕投手で森下は昨季の開幕投手、坂倉は今季121試合で4番に座った。残留を望む思いは推して知るべし。新井監督は「(FA権は)彼らが頑張って得た権利。彼らの野球人生、悔いのない決断をしてもらいたい。その上で自分の気持ちというのは伝えている」と語った。

 この日は森下と坂倉がマツダを訪れて自主練習を行った。打撃練習などで技術向上に努めた坂倉は、球団との交渉状況についての言及はなかったものの「監督、選手から(思いを)言ってもらった」と言葉をかけられたことを明かした。

 球団も全力で慰留に努めている。坂倉とは14日、森下とは15日に鈴木球団本部長が話し合いの席を持った。床田に関しても代理人が球団側と接触しており、今後は具体的な条件などについて交渉が行われる見通し。鈴木本部長は「(チームに)残ってほしい」と残留希望を伝えたことを明らかにしており、FA権を行使した後でも、これまでと同様、チームに残留することができる。

 現状は3選手とも去就を熟考中。FA権を行使できるのは日本シリーズ終了の翌日からとなっている。刻一刻と「FA宣言期間」が迫っている中、床田の権利行使に備えて巨人、阪神が獲得調査を進めている。今季は23試合で8勝6敗、防御率2・76。4年連続規定投球回に到達した実績と経験が高く評価されており、巨人は出来高を含め4年16億円超の大型契約を準備しているとされる。

 坂倉は今季、打率・251ながらキャリアハイの74打点を記録。FA宣言した場合、ロッテが獲得に向けて調査を進めることが判明している。今季7勝11敗、防御率3・60だった森下も動向を注視している国内球団があるとみられる。

 新井監督は「すごく悩むだろうけど、彼らの野球人生にとって悔いのない決断をしてもらいたい」と3人の心中を推し量った。生まれ変わっていくチームの中でも床田、森下、坂倉の貢献度や存在感は不変。来季に向けたチーム強化にも着手しつつ、それぞれが下す決断の時を待つ。

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