【ボート】高田明 地元ペラ巧者のノウハウを得て宮島G1で大暴れの予感

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 担当する宮島ボートは、次節がG1・宮島ダイヤモンドカップ(4月4~9日)。せっかくなので注目エンジンの紹介でもしようと思ったが、あいにく今のエンジン相場は安定を欠く。昨年のSGやG1を制したような圧倒的な快速機は皆無。これは、と思うエンジンはいくつかあるが、誰が乗っても超抜とはいかない。

 それなら、人に注目した方が、舟券的にもいい思いができるのではないか。その観点から高田明(35)=佐賀・107期・A1=を取り上げたい。3月11~14日の一般戦に参戦し、優勝戦2着。戦前から「4月のG1にくるので、いろいろ勉強して帰ります」と大舞台を見据えた情報収集に余念がなかったが、準優1着の後は「収穫は多かったです」と満面の笑顔だった。

 この時の高田の相棒は44号機。決してG1で注目できるような好素性機ではないが、高田の前に乗った田中辰彦(34)=広島・100期・A2=の時に良化の兆しを見せていた。「田中さんの調整の延長線上でやれば良かったので調整自体も楽でしたし、その中でいろいろと試せました」と高田。田中といえば、広島支部の中でもペラ巧者として一目置かれる存在。その技術の一端をモノにできたとくれば、SG級が相手でも怖くない。

 高田はまだG1優出の経験もなく、今節の中では格下。とはいえ、昨今の宮島は水面経験値が大きくモノをいう傾向が強い。活躍と同時に、高配の使者になってくれることを願ってやまない。(宮島ボート担当・浅野将之)

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