土屋南 家族&同期のパワーあふれるデザイン
【第243回】土屋南(28)=岡山・119期=
10月に約1年ぶりに産休から復帰した土屋。それと同時にヘルメットも新しくなった。ただ「更新時期を忘れていて、急いで考えて作りました。バタバタでした」と復帰直前に大慌てで作ったようだ。
今回のヘルメットは「紫が好きで主体にしました。カッパも紫だし、レースでは紫を付けています。デザインの配置は(佐藤)翼さんと一緒です」と、夫でレーサーの佐藤翼と同じデザインとなっている。「2人の名前と子供の名前。そして119期のロゴが入ってます」と家族、同期のパワーあふれるヘルメットとなっている。
ヘルメットの中で自身が一番気に入っているのが、てっぺんに書いてあるメッセージ。「自分の生きる人生を愛せ。自分が愛する人生を生きろ」というレゲエの伝統的ミュージシャンの有名な言葉が刻まれている。「知り合いに英文風にイメージし、デザインしてもらいました。すごく気に入っているし、ヘルメットにも合っていて、いつも見ています」とお気に入りの言葉を見てレースに集中している。まだ先の話ではあるが「今度はきちんと余裕を持って作りたいですね」と笑いながら話していた。
産休から復帰し2カ月が経過し、徐々に本来のスピードある走りが戻ってきた。産休前は、レースでの事故やF2、24年レディースオールスター(宮島)準優勝戦でのFなど、これからというときに流れを止めている。それだけに「これからは事故をしないようにしたい。そして早くA級になって、大きいレースでも活躍したい」とここからがスタートだ。どんな走りを見せてくれるのか楽しみだ。
