【競輪】京王閣 地元の鈴木竜士が2回目のG3制覇「過去イチうれしい」と喜びを爆発
「東京オーヴァルカップレース・G3」(28日、京王閣)
真杉匠(栃木)-吉田拓矢(茨城)を追走した地元の鈴木竜士(31)=東京・107期・S2=が、自力に切り替えた吉田をゴール寸前で差し切り1着。2月の小松島に続く通算2回目のG3制覇を果たした。2着はその吉田、3着には同ライン4番手の内藤宣彦(秋田)が入った。
クールな鈴木が喜びを爆発させた。「過去イチうれしい」。20年5月に茨城支部から東京支部へ移籍。京王閣でのVは移籍前の19年6月以来となるが、それ以上に「ラインに恵まれた。グランプリに出る2人(真杉、吉田)におんぶにだっこ」とラインの絆で勝てたことを喜んだ。
先頭役を務めた真杉の仕掛けが不発になると、最終2角過ぎから吉田が切り替えて自力を発動する。それをきっちりマークして、4角で主導権を握った寺崎をパスした吉田との一騎打ちに持ち込みゴール寸前で差し切った。「離れないことだけ考えて、必死すぎて覚えていない」と振り返る余裕もなかった。
直前のG2・サマーナイトF(玉野)の準決で落車再入8着。「優勝できるなんて、1ミリも思ってなかった」という体調ながら、ラインの援護も受けてV。「みんなに助けられた。次は2人の前で頑張れる立場になりたい」と、恩返しも含めさらに脚力を磨く決意を固めた。





