【競輪】青森全プロ 古性優作が差して3回目のSPR賞制覇 次走の地元G1に大きな弾み
「全プロ記念競輪・F2」(25日、青森)
古性優作(34)=大阪・100期・SS=が直線で伸びて1着。スーパープロピストレーサー賞は2017年和歌山、23年富山に続いて3回目の制覇。優勝賞金422万円(副賞込み)を手に入れた。2着は古性後位の浅井康太(三重)、3着には吉田拓矢(茨城)が入った。
古性が持ち味の俊敏な立ち回りで頂点に立った。初手はSを取り、中近勢は前受けを選択。赤板で押さえにきた真杉匠(栃木)が中近ラインの番手を走る脇本に対して執拗(しつよう)に競りかける流れになったが、脇本後位の古性は展開を見極めて最終2センターから内に進路を取り、4角では松谷をさばき突き抜けた。
「最終ホームで清水(裕友)君が行った時にもう勝負圏じゃないと思った。でも、自分は3番手。前の2人が頑張っていたし、最後の最後まで待った」と話すように、ラインを大切に考えているからこその判断だったが、その苦しい展開でも1着を奪うのがグランプリ覇者の底力だ。
次走は地元のG1・高松宮記念杯(6月17~22日・岸和田)。「帰ってガンガン(トレーニングを)やります」と今回の優勝を大きな弾みに地元の大一番に臨む。




