【競輪】最後のガルコレは坂口楓華が制圧 最終4角手前から外を踏んでビッグレース初V

 最後のガールズケイリンコレクションで優勝した坂口楓華
 優勝した坂口楓華
 ガールズコレクションを制し、ガッツポーズをする坂口楓華
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 「ガールズケイリンコレクション2024取手ステージ」(24日、取手)

 G2・ウィナーズカップ最終日の9Rで行われ、坂口楓華(26)=愛知・112期・L1=が最終4角手前3番手から外を踏んで1着。ビッグレース初制覇で、賞金290万円(副賞込み)を獲得した。周回中から坂口に続いた吉川美穂(和歌山)が2着、番手から先にまくった石井寛子(東京)が3着に入った。

 2011年2月にスタートしたガールズケイリンコレクションは今回が最後。制したのは10回目のビッグレース挑戦の坂口だった。レースは久米詩(静岡)が正攻法。後方から児玉碧衣(福岡)、山原さくら(高知)、柳原真緒(福井)らが動きを見せるが、先行するほど踏み上げない。打鐘で誘導員が退避しても、前に出切る選手はおらず、最終ホームで久米がペースを上げて先行態勢に。番手の石井がバックからまくり、その上を力強く踏んだ坂口が先頭でゴールした。

 「いつもビッグレースの前は泣きそうになるんです」と明かすが、今回は「集中して臨めました」とキッパリ。G1覇者の市田佳寿浩氏に「動画などを送信して、チェックしてもらっています」と1日も休まずに猛練習。その成果がやっと出た。「すごくうれしいです。声援もすごく多かったので、やっと(競輪ファンに)恩返しができたかな」と笑顔がこぼれた。

 慣れ親しんだ京都から昨年11月に愛知へ移動。「1年前から自力を出すようになったけど、まだまだ練習しないと…。1周を駆けて粘り込める脚力を付けたい。物おじせずに駆けられるような選手になりたいです」とさらなるパワーアップを目指す。優勝賞金の使い道を問われると「お金より勝ちたいです」と貪欲に勝利にこだわる姿勢を崩さない。「私生活やごはんは母、そして練習面は市田さん。2人には先に伝えたいです」と喜びを報告する相手を挙げた。次なる目標はガールズグランプリ制覇。「それを優勝する夢があるので」。ビッグレース初優勝で勢い加速の坂口が今年のガールズケイリンを間違いなくにぎわせる。

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