菊花賞馬アスクビクターモアは有馬記念見送り 来春は天皇賞・春か大阪杯を目標に

 菊花賞馬のアスクビクターモア(牡3歳、美浦・田村)が有馬記念(25日・中山)参戦を見送り、来年に備えることになった。田村師が1日、明らかにした。「今年は6回走って3勝。そのうちレコード勝ちもあって、タフな競馬ばかり。その6回ともいい状態に仕上げていったわけで、一年を通して素晴らしく、文句のつけようがなかった。このあたりでごほうびを」と話した。

 先週木曜の有馬記念ファン投票第1回中間発表では5位の支持を受けているが、「ファンの期待にも応えたいと、オーナーもかなり熟慮されたようだけど、来年を考えると休むならここしかないと決断されたようです」と経緯を説明した。

 現在は宮城県の山元トレセンで充電中。「春は京都の長距離(天皇賞)と、阪神の中距離(大阪杯)が選択肢になる。どちらかに決めてから前哨戦が決まるので、それに合わせて戻すことになる」と見通しを語った。

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