【レパードS】ハピ絶好の動き 大久保師「持ったままでこの時計」
「レパードS・G3」(7日、新潟)
連勝こそ止まったが、勢いに陰りは見られない。デビューから無敗3連勝で挑んだJDダービーで4着に敗退したハピが3日、栗東坂路で絶好の動きを披露した。
併せたハンディーズピーク(4歳3勝クラス)は、鞍上の手が激しく動いていたが、こちらは馬なりで涼しい顔のまま。ゴールが近づくにつれて差は広がり、最後は1馬身突き放してフィニッシュした。
大久保師は「間隔が詰まっていて、そんなに攻めた調教はいらないので調整程度だったが、持ったままでこの時計が出た。状態はいい」と笑みを浮かべる。全体時計4F52秒6は自己ベストに迫るもので、特に際立っていたのがラスト1F。11秒9と出色のタイムを叩き出した。
今回は前走の雪辱を果たし、重賞初制覇を決めておきたい一戦。「いずれどこかで重賞を獲れる馬だと思うが、ここで賞金を加算して、秋に大きなところに向かいたい」とトレーナーは先を見据えた。自慢の末脚を繰り出し、タイトルを奪取といく。