【有馬記念】リスグラシュー 19年の引退レースで見せた“最強”の輝き

 「有馬記念・G1」(26日、中山)

 目下2年連続で牝馬が頂点に立っている暮れのグランプリ。過去に有馬を制した牝馬にスポットを当てる。2019年のリスグラシューを振り返る。

  ◇  ◇

 引退するのがもったいない-。ファンの誰もがそう思ったことだろう。馬群に沈む1番人気のアーモンドアイを尻目に、5馬身差の大楽勝でラストランを飾ったリスグラシュー。自身の最大着差、最強のパフォーマンスで現役生活に幕を閉じた。

 鞍上は宝塚記念、豪州のコックスプレートに続く、コンビ3勝目を挙げたダミアン・レーン。人馬のタッグを強く希望した矢作師がJRAに働きかけ、特例措置として交付された“一日限定の臨時免許”に、最高の騎乗で応えた。

 「3戦の中で一番強かった」と豪州のホープが身震いするほどの勝ちっぷり。ただ、ゴールの瞬間はその背で複雑な感情を味わっていた。「“最後の騎乗だね”と残念な気持ちになった。今まで乗った中で一番強く、世界一になれる可能性があったので、うれしさと二つの感情がミックスした」と引退を惜しんだ。

 体質の強化と成長によって、サラブレッドは格や距離といった高い壁を越え続けることがある。マイル重賞2勝目を挙げたのが4歳春の東京新聞杯。この時、世界を、そして有馬記念を勝つことを誰が想像できただろうか。矢作師にとって初参戦の有馬記念。悲願だった勝利を手にし、「史上まれに見る名牝」と愛馬をたたえた。年度代表馬受賞の決定打にもなった有終Vだった。

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