【POG】きょうだいにG1馬ズラリ「高い能力を秘める」イヴィステラは25日阪神デビュー(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 11日のエリカ賞を制したサトノヘリオス(牡、友道)。これで3戦2勝だが、芝2000mは2戦2勝。来春が楽しみな一頭だ。レース後の馬の状態を判断して、問題がなければホープフルS(28日・中山、芝2000m)へ参戦する意向だ。師は「2走前(未勝利戦V)に川田Jが我慢をすることを教えてくれたことが、前走(の勝利)につながったと思う。折り合いがついて、狭い所を抜け出しての勝利。根性を見せてくれたし、思った以上にいい内容だった。競馬に行って味があるね。レース間隔は詰まるけど、能力的にはG1でも引けを取らないと思う」と3連勝でのG1奪取を期待した。

 友道厩舎からは京都2歳Sで3着だったフィデル(牡)も予定。2頭出しで暮れの2歳G1へ挑む。師は「野路菊Sを使えなかった影響もあり、前走はまだ100%の仕上げではなかった。叩いた効果は確実で、上積みは大きいと思う。(前走も)本来(の状態)ならあそこから伸びるのがこの馬。厩舎の2歳馬のなかでトップクラスの馬だと思っているし、G1でも楽しみ」と大きな期待を寄せた。

 朝日杯FS、ホープフルSを勝てば、JRA・G1完全コンプリートとなる武豊J。ホープフルSの今年のパートナー・アスクワイルドモア(牡、藤原英)はこれまで芝1800mで4戦して、1勝、2着3回とパーフェクト連対。初の2000mでG1制覇を狙う。田代助手は「前走も自分の脚は使っているからね。以前よりも力強さが出てきたし、成長は感じる。メンタルがしっかりした馬で、初の中山、初の2000m、初の(レース前の)長距離輸送は全く心配がない」と手応えを口にした。

 次週の注目新馬はシュヴァルグランの全妹でヴィルシーナ、ヴィブロスの妹でもあるイヴィステラ(牝、友道、父ハーツクライ、母ハルーワスウィート)。25日の阪神芝1800mをC・デムーロで予定している。師は「いい時計が出ているし、動きもまずまず。初戦からはどうかも、高い能力を秘めており、楽しみな馬」とコメントした。(馬三郎栗東支局・塩手)

 

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス