コントレイルが栗東に別れ 福永感謝「人として成長させてもらった」

 コントレイルを見送る福永(撮影・石湯恒介)
 トレセンを後にするコントレイル(撮影・石湯恒介)
 退厩し北海道へ出発するコントレイル(撮影・佐々木彰尚)
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 ラストランとなったジャパンCで有終Vを飾ったコントレイル(牡4歳、栗東・矢作)が2日、北海道の社台スタリオンステーションで種牡馬入りするため、栗東トレセンを出発した。主戦の福永祐一騎手(44)=栗東・フリー=は、“盟友”を乗せた馬運車が見えなくなるまで見送り、別れを惜しんだ。

 厩舎関係者やJRA職員らとともに旅立ちを見届けた福永は「ついにきょうで終わりかという感じがあるよね。レース後とは違う感慨深さがある」と、しみじみ。「輸送する人も大変やね。すごいプレッシャーだと思う」と、“生産界の宝”の長距離輸送を任されたスタッフの心中を思いやった。

 過去にもコンビを組んだキングヘイローやエイシンプレストンなどの退厩を見届けてきたが、このように相棒を送り出すのは久々。「(東スポ杯2歳Sの)1戦を除いて手綱を任せてもらったし、特別な思い入れのある馬。ああいう経験をさせてもらえる馬は、もうないやろうしね。人として成長させてもらったので」と、改めて感謝を口にしていた。

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