米ブリーダーズCで出走取消馬が優勝する珍事

 米デルマー競馬場で現地5日に行われたブリーダーズCジュベナイルターフ(G1)において、スクラッチ(出走取消)となった馬がその後に出走を認められ、優勝してしまう珍事があった。

 勝ったのはビュイック騎乗のモダンゲームズ。枠入りの際に隣の馬が暴れたことにより、そのあおりでゲートを飛び出してしまったため当初は出走取消の裁定を受けたものの、その後に陣営から出走申請が行われ、馬券の対象外ながらも賞金を獲得できることを認められて出走。結果、同馬は直線で鋭く伸びてVをつかんだ。

 勝者としてモダンゲームズの名が刻まれることになったものの、馬券は2着馬ティズザボムを1着、3着馬マッキノンを2着に繰り上げる形で払い戻された。カリフォルニア州の競馬施行規定に沿ったものだが、場内の観客は大ブーイング。現地メディアは「財布のためだけに走った」などと報じている。

 なお、JRAが馬券発売を行うブリーダーズCの3競走(BCフィリー&メアターフ、BCマイル、BCターフ)で、仮に同じ事案が発生した場合も、馬券は今回と同様の扱いになる。

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