【凱旋門賞】愛国馬ラブ 20年回避でケチついた!?勝って輝き取り戻す

 「凱旋門賞・仏G1」(3日、パリロンシャン)

 ラブは20年秋の時点では、まさしく欧州競馬界の超新星と呼べる存在だった。英1000ギニー&英オークスを制して牝馬クラシック2冠を達成。その後、古馬相手のヨークシャーオークスも5馬身差で圧勝した。そして凱旋門賞。3勝目を狙うエネイブルを打ち負かすのはこの馬しかいない-。しかし、そんなファンの願いはむなしく、馬場の悪化を理由に直前で回避してしまう。

 20年シーズン最後を締めくくるとみられたブリーダーズCも見送られ、4歳を迎えた21年。プリンスオブウェールズSを勝ってG1・4連勝としたが、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSで3着に敗れると、続く英インターナショナルSも3着。G2のブランドフォードSも、酷量を背負ったとはいえ勝ち切れず2着に終わった。昨秋につけた“ケチ”がきっかけで競走成績を汚した、などと考えては意地悪かもしれないが、次々と現れるスターホースを前に、存在がかすんでしまった感は否めない。

 しかし、実績は間違いなくトップクラス。大手ブックメーカーは軒並み穴馬扱いだが、英オークスで9馬身差Vを果たし、エネイブルのレコードをあっさり更新したパフォーマンスを覚えているファンにとっては、いささか評価を下げ過ぎているように感じるだろう。名伯楽A・オブライエン師が送り出すガリレオ産駒。まだまだ見限るには早い。

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