【ボート】末永由楽が地元の児島で初優勝 強敵を相手に堂々の逃げでオール岡山制覇

 「天領杯」(19日、児島)

 児島ボートのお盆恒例シリーズは、オール岡山で行われ、12Rの優勝戦は1号艇の末永由楽(34)=岡山・100期・A2=がインからコンマ15のスタートで逃げ切り1着。デビュー14年3カ月にして悲願の地元初優勝を飾った。

 グランプリ覇者の茅原悠紀、今年児島でV3の守屋美穂、お盆シリーズ前年覇者の山本寛久、今年2月に児島で優勝の山地正樹らA1レーサーがズラリの優勝戦。末永は予選トップ、準優1着で優勝戦1号艇を勝ち取り、歓喜のVゴールを駆け抜けた。

 末永は3日目から6連勝で、2019年12月下関の以来、通算4回目の優勝を飾った。「ずっと地元で優勝したかったのでうれしい。しかも、オール岡山という舞台。このメンバーを相手に優勝できたことは自信になる」と晴れやかな笑顔を見せた。

 優勝を実感したのはゴール後と明かす。「ヘルメットの中で、やったぁと思い切り叫びました」。普段はクールな末永も、喜びを爆発させたようだ。レース後は水神祭が行われ、茅原を筆頭に勝浦真帆、薮内瑞希ら女子レーサーも一緒に水面に飛び込み、祝福の嵐に包まれた。今期勝率も6点台にアップ。「それが一番大きい。今期は絶対にA1に戻る」と強い決意をにじませていた。

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