【POG】レシステンシア半弟スパイダーバローズは小倉デビューを予定(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 25日の函館新馬戦(芝1800m)で2着に3馬身半差をつけて逃げ切ったトップキャスト(牝、高橋康)。上がり3Fもメンバー最速の36秒5でまとめ、文句のつけようのないレースぶりだった。レースを振り返って、師は「跳びが大きくて、いい走りをする馬。スタートが良かったし、鞍上がリズムを崩さないように走った結果逃げる形になりましたが、直線で後続の馬を突き放す強い勝ちっぷりでした」と笑顔で話した。「入厩してから馬体も10キロほど増えてひと回り大きくなり、いい体付きでレースに臨めました」とイメージ通りの調整過程に目を細めた。今後については「レース後に札幌競馬場へ移動しました。馬体のチェックをしてからですが、札幌2歳S(9月4日・札幌、芝1800m)を視野に入れています」と話した。

 25日の新潟新馬戦(芝1400m)を勝ったファンデル(牝、杉山佳)はききょうSが目標。師は「牧場との連携や、ケイコ、馬具などでいろいろと対策はしていますが、まだ左へもたれる面があります。現状は左回りの方が良さそうです」と話した。僚馬で函館2歳S5着のカワキタレブリー(牡)はクローバー賞(8月22日・札幌、芝1500m)を予定。3日の小倉新馬戦(ダート1000m)を勝ったシホノディレット(牡)はダリア賞(8月7日・新潟、芝1400m)で芝に挑戦をする。師は「予定レースのヤマボウシ賞まで間隔が少し開きますし、7F戦の割と頭数が落ち着く傾向のレースで、ストレスのない形で、芝でどんな走りをするかを見てみたいです」と話した。

 当歳セレクトセールで1億7280万円(税込み)の高値で落札されたレシステンシアの半弟スパイダーバローズ(牡、中内田、父ハーツクライ、母マラコスタムプラダ)は、8月15日の小倉芝1800mでのデビューへ向けて調整が進められている。2週前の29日には栗東CWで関屋記念に出走予定の僚馬パクスアメリカーナ(6歳オープン)と併せ馬。6F地点で約2馬身追走して、残り1Fで馬体を並べて併入。6F86秒5-38秒3-11秒7をマークした。片山助手は「いい動きでした。まだ幼い面はありますが、ひと追いごとに良くなっています。折り合いはつくので、距離も問題はなさそうです。馬っぷりも良く、このまま順調に成長をしていってくれれば」と期待を寄せた。(馬三郎栗東支局・塩手)

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