【POG】サウンドキアラの妹サウンドクレアは8月1日の新潟を予定(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 17日に行われた函館2歳Sは、3番人気のナムラリコリス(牝、大橋)が、好位追走から直線でしっかりと脚を伸ばしてV。中1週続きでの3戦目でもいい状態をキープして挑み、JRAでの世代初の重賞を制した。鞍上の泉谷Jは重賞初制覇。ジョーカプチーノ産駒はジョーストリクトリが17年NZTを制して以来の重賞2勝目を挙げた。師は「いい競馬だった。これからが楽しみになるレースぶりだった」と目を細めた。次走については「オープン馬だし、候補のレースはある程度決まってくるからね」とコメント。選択肢のひとつとしてファンタジーS(11月6日・阪神、芝1400m)の名前が挙がった。

 8月1日の新潟芝1800mで安達厩舎が厩舎ゆかりの血統馬を2頭出しで出走を予定している。トレセンでのゼッケンが1番のマリオロード(牡、父キタサンブラック、母ヤマトマリオン)は幸で予定。兄姉にはダートでの活躍馬が多いが「まずは芝でどんな走りをするか見てみたい」と師。ゲート試験合格後は放牧で成長を促してから再入厩。現時点での手応えは「まだ良くなる余地を残しているが、乗り込みは十分で動ける態勢にある」とコメント。18日の2歳未勝利戦・芝1800mでコナブラック(牡、清水久)が父産駒初の勝利を挙げており、その勢いに乗りたいところだ。

 もう1頭はサウンドキアラの異父妹サウンドクレア(牝、父キタサンブラック、母サウンドバリアー)。1週前の22日は松山を背に栗東CWで僚馬との3頭併せ。5F地点では一番後ろから追走し、直線で最内へ。真ん中を追走したマリオロードに約1馬身、先行したルアル(2歳新馬、牡、父エスポワールシチー、母シャイニングムーン)に約6馬身先着し、5F68秒5-38秒3-12秒0をマークした。師は「まだ頭の高い走りで、口向きにも課題を残している」と厳しい表情だが、素質の高さで初戦突破を狙う。(馬三郎栗東支局・塩手)

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