【POG】高額馬ホウオウパレードがいい動き(美浦発)

 今年も2歳新馬戦がスタート。最初のレースとんった5日中京5Rは伏兵のクラウンドマジックが豪快に差し切り、新たなPOGシーズンへの幕開けとなりました。競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 今年のダービーはシャフリヤールが勝利。関東馬エフフォーリアは惜しくも2着に敗れました。ともに決してスムーズな競馬ができたとは言えない内容でしたが、それでも3着以下は離していますからね。この2頭が世代を引っ張っていく存在になっていくのでしょうね。

 そして、これにて20-21年のPOGシーズンも終了。早くも新シーズンが始まることとなりました。注目はやはり5日の東京5R(芝1600m)で1番人気に応えてデビュー戦を飾ったコマンドライン(牡、国枝、父ディープインパクト、母コンドコマンド)でしょうか。当コラムで何度か触れてきましたが、今週は各メディアで取り上げられまくっていましたね。既に来年のダービー馬の本命が決まったかのような勢いでした。調教の動きは抜群ですし、注目度が高くなるのは間違いないですけどねぇ。今後も目が離せません。

 ホウオウパレード(牡、池上、父ドゥラメンテ、母スパニッシュクイーン)はセレクトセールで8856万円(税込み)で取引された馬。2日は南Wで5F70秒7-55秒8-41秒3-13秒1を馬なりで計時。まだ一杯には追っていないですが、3歳馬を相手に反応のいい動きを披露しました。なかなか素質はありそうです。19日の東京、芝1600mを石橋脩で予定しています。

 ブラストワンピースの全妹となるサンドレス(牝、大竹、父ハービンジャー、母ツルマルワンピース)が先日美浦に帰厩。兄ほどではないが、牝馬にしては背が大きく大柄の馬体をしている。26日の東京、芝1800mを目標に調整されるとのこと。

 ジオグリフ(牡、木村、父ドレフォン、母アロマティコ)は栗毛のトレフォン産駒で力強い印象ながらも軽さも感じさせる歩様。27日の東京、芝1600mを目標にしている。(馬三郎美浦支局・木村)

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