【POG】姉はヴィクトリアMの覇者!ベルクレスタ「能力高い」(栗東発)

 今年も2歳新馬戦がスタート。最初のレースとなった5日中京5Rは伏兵のクラウンドマジックが豪快に差し切り、新たなPOGシーズンへの幕開けとなりました。競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 次週12日の中京新馬戦(芝1600m)は注目の一戦。昨年のこのレースからは、勝ち馬のダディーズビビッドは橘Sを勝ってオープン馬になり、3着のステラリアは忘れな草賞を勝って、オークスに出走。4着のリッケンバッカーもアーリントンC2着、NHKマイルC4着の実績を残している「出世レース」だ。

 注目馬は2頭。まずはベルクレスタ(牝、須貝、父ドゥラメンテ、母ベルアリュール2)から。同厩舎で活躍した半姉アドマイヤリードはヴィクトリアマイルを制しており、血統的にも期待の一頭だ。1週前追い切りの2日は松山を背に、栗東CWで僚馬プルパレイ(2歳新馬)と併せ馬。6F83秒5-38秒8-11秒8をマークし、約1馬身半先着した。北村助手は「ケイコでしっかり攻めてもテンションが上がることはなく、堂々としている。そのなかでこれだけいい動きをしているし、能力は高いと思う。姉とはタイプが違うけど、楽しみ」と期待を寄せた。

 プレミアムスマイル(牝、池添学、父ロードカナロア、母ジンジャーパンチ)は女傑ルージュバックの半妹。1週前追い切りの2日は西村淳を背に、栗東CWで僚馬のユアヒストリー(3歳2勝クラス)の胸を借りての併せ馬。6F地点で約3馬身追走し、残り1Fで馬体を並べて首差先着。6F85秒1-38秒0-12秒0をマークした。その動きを見た馬三郎調教班からは「併せた相手の馬よりも上のクラスに行ける馬だと思う」と高評価も。ルージュバックに半兄のポタジェ(4歳オープン)はともに新馬戦を勝っており、初陣Vの期待が高まる。

 26日の阪神新馬戦(芝1400m)を予定するママコチャ(牝、池江、父クロフネ、母ブチコ)は、今春の牝馬クラシック戦線をにぎわせたG12勝馬ソダシの全妹。現状について、師は「先週に(入厩後初の)追い切りをして思いのほかちゃんと動けていましたので、今週は体力の回復に努めました。牝馬でもイレ込みが激しくないし、優等生ですね」とコメント。姉とは違って鹿毛だが、ポテンシャルの高さはしっかりと受け継いでいる印象。今からデビューが待ち遠しい一頭だ。(馬三郎栗東支局・塩手)

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