【安田記念】ケイデンスコール進化走 安田隆師は自信「楽しみ大きい」
「安田記念・G1」(6日、東京)
マイラーズCの覇者ケイデンスコールは2日、岩田康を背に栗東坂路へ。ラストで追いだされると一気に加速。豪快なパフォーマンスで4F54秒7-38秒9-11秒6を計時した。安田隆師は「この馬のパターンで、ここまで予定通り。自信を持って出せる」と胸を張る。
2歳時に新潟2歳Sを制し、3歳時にはNHKマイルC2着。マイル路線の旗手として期待されたが、その後は極度の不振に。だが、年頭の京都金杯を12番人気で制すと、中山記念2着、そしてマイラーズCをVと苦手な右回りでも結果を残し、復活を印象づけた。
付きっきりで調教にまたがってきた岩田康は、「厩舎スタッフと一緒に『この馬はこんなもんじゃない』と毎日積み重ねてきた結果」と立ち直った過程を説明。2年ぶりに臨む大舞台を前に「追い切りは申し分ない動き。1戦ごとに以前のケイデンスコールではなくなっている」と、さらなる進化を感じ取る。
「マイルのスペシャリストがそろう中で、どこまで太刀打ちできるか。不安もあるけど、楽しみの方が大きい」と指揮官。父ロードカナロアと同じタッグで、絶対女王に真っ向勝負を挑む。