【オート】72歳91日の篠崎実がG2最年長勝利記録を更新 「やられると思った。明日もSは行くよ」
「川口記念・G2」(27日、川口)
レジェンドの篠崎実(72)=川口・9期=が、湿走路で行われた2日目4Rを快勝。G2最年長勝利記録を72歳91日に塗り替えた。従来の記録は自身が2月13日のレジェンドカップ(伊勢崎)4日目4Rで達成した71歳354日で、102日更新した。
レースは逃げた川原剛(川口)を、1周3角で篠崎が差して抜け出し、試走一番時計の石井大志(川口)が2番手。試走3・89の篠崎に対し、試走3・85の石井が、外から再三前に出かけたが、内で我慢した篠崎が、最後は競り勝った。
「いや~、やられると思ったよ。大志(石井)と試走が4つも違うんだもん。試走は開け過ぎて軌道を外したので、レースは早めに締めて軌道を修正した。72歳のレースじゃないだろう」
3日目(28日)は準決勝戦に各5人が進出できる準々決勝Aに出走。「そこまで乗れればいいよ。楽しんでるんだから、オートレースを。もういい。でも、Sは行くよ」と豪快に笑った。
篠崎は4月28日に川口のオールスター4日目4RでSGの最年長勝利記録も更新(72歳62日)している。1971年3月にデビューし、50年間で通算1471勝。今年10勝目。