【中山グランドJ】メイショウダッサイ 秋春JG1連勝 新時代の到来示す圧倒劇

 「中山グランドJ・JG1」(17日、中山)

 新時代の到来だ。2020年の最優秀障害馬で1番人気に支持されたメイショウダッサイが、4馬身差の圧勝。障害界で一時代を築いたオジュウチョウサンが失速するのを尻目に、2番手で最終障害をクリアすると、粘るタガノエスプレッソを悠々とかわした。

 中山大障害に続くJ・G1連勝。森一は「馬自身も距離とコースのタフさを理解して力みなく走ってくれた。自分はそれを邪魔しないように体力を温存していこうと思った」と笑みを浮かべた。力でねじ伏せる内容に、「さすがという気持ちと、力をつけてくれているなと思った」とパートナーをねぎらった。

 始動戦の阪神スプリングJを快勝しての参戦。飯田祐師は「使って良くなる子なので、前哨戦をいい形で消化できたのが大きかった。狙い通り」と胸を張った。今後については、「無事であれば秋を目指す。ひとまず様子を見てから考えます」と話すにとどまった。中山大障害(12月25日・中山)連覇、J・G1・3連勝を見据え、真の王者は一時の休息を迎える。

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