【競輪】奈良記念は山田久徳が番手まくりでV 記念制覇は17年佐世保以来2回目

 「春日賞争覇戦・G3」(14日、奈良)

 決勝が最終日の12Rで争われ、山田久徳(33)=京都・93期・S1=が最終バックから番手まくりを放ち優勝。17年12月の佐世保以来、通算2回目の記念制覇を果たした。2着には松本貴治(愛媛)、3着に武藤龍生(埼玉)が入り、3連単は7万530円と波乱の決着となった。

 レースは中井兄弟(俊亮-太祐、ともに奈良)が前受けで、別線となった近畿は稲毛健太(和歌山)-山田-村上博幸(京都)が中団で運行。赤板で前団に出た松本-佐藤慎太郎(福島)を稲毛が一気にたたいて先行。最終2角から松本が巻き返してきたが「踏み合いかと思ったけど稲毛君がすんなり先行の展開になった。判断は難しかったけど、ラインが総崩れよりも誰かが勝つ方がいい」と松本に合わせて山田が番手まくりを放ち1着でゴールした。

 「1月はボロボロ。正直優勝できるとは思ってなかった」と今回は状態面で不安はあったが、最後はラインの力で優勝をもぎ取った。

 次走はG1・全日本選抜(20~23日・川崎)へ転戦。「ここ最近はG1で決勝に乗るのが目標」と自力でも番手でも器用にこなす山田がビッグレースでも存在感を見せる。

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