【ボート】津G1 適応力万全の豊田健士郎 地元で予選通過を狙う
「東海地区選手権・G1」(8日、津)
3日目は強風のため8Rのスタート展示から安定板を装着してレースが行われた。得点率トップは6、12Rで連勝を飾った池田浩二(愛知)が堅守している。
4日目は予選最終日。準優メンバー入りを懸けて、白熱のレースが繰り広げられる。勝負駆けで注目は、地元の豊田健士郎(24)=三重・115期・A1。3日目2Rは大外の6号艇の出番だったが河合佑樹(静岡)、永井源(愛知)と三つどもえの接戦から3着に食い込んだ。
「変わらす足はいいと思う。いい調整はできたし、気温の変化にも対応ができた」とレースの適応力は万全。「レースでは河合さんが良かったけど、自分も余裕がある。行き足やターン回りはいいですね」と舟足はライバルにも遜色のない仕上がりを誇示した。
昨年は一般戦で自身最多のV5を達成。三重支部でも一目置かれる存在となったが「あまりそこは意識してませんね。目の前の一戦に集中するだけです」と自然体を貫く姿勢。「昨年はペラの引き出しが増えて、それがいい方向に結びついている。気負うことがなくなったので、そこは成長しましたね」と笑顔もこぼれた。
「とにかく、記念のレースで活躍したい。楽しみたいですね」と明るさ満点のスタイルで準優切符をつかみ取りにかかる。