【ジャパンC】ワールドプレミア決めるロングシュート 11カ月ぶりも仕上がり万全

 「ジャパンC・G1」(29日、東京)

 この馬の復活が戦いをさらに盛り上げる。19年の有馬記念3着以来、11カ月ぶりに復帰するワールドプレミアは25日、主戦の武豊を背に栗東坂路へ。馬なりの手応えで真っすぐに坂を駆け上がり、単走で4F55秒8-40秒5-12秒9を記録した。

 1週前には、坂路で4F52秒1-38秒2-12秒8をマーク。強めに追われ、併せ馬で1馬身先着を果たした。2週連続で感触を確かめた鞍上は「先週ビシッとやったので、きょうはハードにはやらず単走で。先週よりも、動きや息遣いは良かった」と上積みを感じた様子。長期休養明けだが「きっちり間に合った感じですね」と仕上げに合格点を与えた。

 動きを見守った友道師も納得の表情だ。「先週は、時計は出たけど息遣いがひと息だった。それでも、22日にCWで3頭併せをやって、気配が良化。きょうの動きなら、ぎりぎり間に合ったと思う」と名手と声をそろえた。

 準備は整った。あとは実戦勘がどうか。指揮官は「馬体重は前回と一緒ぐらい。競馬に行くとテンションが上がる馬。休み明けでも問題はない」と前向き。初の東京コースも「もともと合うと思っていた。有馬記念で3着に来たけれど、東京の2400メートルの方が舞台はいい」と期待感を口にする。未知の魅力はこの馬が一番。菊花賞馬が、強烈なロングシュートを狙っている。

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