【エリザベス女王杯展望】連覇を狙うラッキーライラックが中心

 「エリザベス女王杯・G1」(15日、阪神)

 連覇を狙うラッキーライラックが中心だ。前走の札幌記念では3着に敗れたが、松永幹師が「宝塚記念(6着)の見えない疲れがあったのかも」と分析するように、力を出し切ってのものではない。京都が改修工事のため、今年は阪神で開催となるが「コースはどこでも走れる馬。調整も順調なので」と不安はない。本来の力を見せつけ、G1V4を狙う。

 札幌記念でラッキーライラックを撃破したノームコアが最大のライバルになりそう。半妹は宝塚記念を圧勝したクロノジェネシス。同じ舞台設定で19年ヴィクトリアM以来のG1タイトル奪取となるか。昨年3着の雪辱を狙うラヴズオンリーユー。秋初戦の府中牝馬Sは5着に敗れたが、ひと叩きして確実に気配は上向いている。

 府中牝馬Sで重賞初制覇を成し遂げた良血馬サラキア、オールカマーで初タイトルを手にしたセンテリュオの勢いは侮れない。また、新設された新潟牝馬S覇者のウラヌスチャームや、秋華賞13着からの反撃を見据えるリアアメリアも上位争いに加わる。

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