【POG】ワーケア弟クロンターフ、9・6新潟デビュー(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。これからのデビューに向けて準備を進める若駒を中心に東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 小倉開催が始まって通常営業となった夏開催。この新潟開催は馬房を確保しないと出馬投票ができないシステムとなっています。関西馬は1週前に特別馬房に申し込み、そこで馬房を確保しないと投票ができなくなっているのですが、限られた馬房の中で優先順位がOP→3勝→2勝→新馬→障害→1勝→未勝という順番で振り分けられます。3回新潟1週目は関西馬の出走登録が多く、新馬の数頭までしか馬房が回ってこないという状況になってしまいました。これは出走できないではなく、出馬投票ができないというところがポイントで、特別登録した馬はたとえ出走可能枠に入っていなくても投票して除外となることで特別登録料が戻って来るんですね。なので上位クラスに投票した中で除外となってしまった馬の馬房は実質的にあいてしまっているということに。ここに対象とならなかった新馬や障害馬を埋め込むようなシステムはないため、新潟の障害未勝利はフルゲートを割ることになってしまいました。出走予定が多かった新馬でも、投票ができないということは除外権利ももらえないということにもなり、出走計画は大きく狂うことになってしまいます。関西主場である小倉の新馬は4R組まれていたのですが、その全てが1200m(九州産2R、牝馬1R、一般1R)といういびつな番組構成に。マイル以上の距離を使いたい新馬は自然と新潟に目を向けることになるのですが、今回の事象ではその投票すらできないということに。これまでは投票ができないという事態になることがなかったため気づきませんでしたが、これは少し改善の余地がありそうなシステムですね。

 さてワーケアの異父弟となるクロンターフ(牡、木村、父ディープインパクト、母チェリーコレクト)が美浦に帰厩。9月6日、新潟・芝1800mでデビューする予定となっています。ファインルージュ(牝、木村、父キズナ、母パシオンルージュ)は8月23日の新潟・芝1800mでデビュー。鞍上は北村宏。東京デビューの予定もあったジュリオ(牡、木村、父リオンディーズ、母ヒストリックレディ)も帰厩。他馬の予定を鑑みると中山あたりのデビューとなりそう。東京の新馬で6着と敗れたレガトゥス(牡、木村、父モーリス、母アドマイヤセプター)は9月6日、新潟・芝1600mの未勝利戦に出走予定。レッドヴェロシティ(牡、木村、父ワールドエース、母トップモーション)も9月6日、新潟・芝2000mの未勝利戦へ。

 ダリア賞を制して連勝を飾ったブルーバード(牝、中舘、父リーチザクラウン、母エーシンベタラネリ)は新潟2歳Sへ向かう。

 シュネルマイスター(牡、手塚、父Kingman、母セリエンホルデ)は初時計から上々の動きを披露。9月5日、札幌・芝1500mを目標に調整が進められる。(馬三郎美浦支局・木村)

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