【関屋記念】アストラエンブレム、悲願の重賞獲りへ “関屋記念男”北村宏に託した

 「関屋記念・G3」(16日、新潟)

 今年に入り3、2、1着。一時期の低迷から完全に抜け出したアストラエンブレムが、重賞タイトルを狙って真夏の越後に参戦する。

 前走の谷川岳Sを鮮やかに差し切り、3年2カ月ぶりにVを飾った。小島師は「(17年10月に)去勢してから距離が持たなくなったけど、マイルでは4着を外していない。この距離の絶対能力があるのかもしれませんね」と分析。〈5・3・2・3〉と高い実績を誇るマイル戦に照準を絞ったことが、スランプ脱出につながったようだ。

 母は08年秋華賞を制したブラックエンブレム。「この血統は男馬でもカイバ食いが良くなかった。だけど、最近は『よこせ』と言えるようになったんですよ。それに、以前は坂路の入り口でどこに飛んで行くか分からない面があったが、今は手綱を離して行けるようになっている」と、7歳にして精神面に余裕が出てきたことも大きい。

 全休明けの11日朝は美浦坂路を4F62秒3で駆け上がった。「出来は悪くないし、脚元も落ち着いている。重賞は獲らせたいね」と指揮官。舞台は3戦3勝の新潟マイル。鞍上には当レース4勝を挙げる“関屋記念男”北村宏を迎えた。悲願の重賞Vに向けて、機は熟した。

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