【クイーンS】フェアリーポルカ上昇一途 体質面強化、初の札幌コースも問題なし

 「クイーンS・G3」(8月2日、札幌)

 フェアリーポルカが秋へ向けて始動する。この春は中山牝馬S、福島牝馬Sと重賞を連勝。3歳時のオークス、秋華賞では振るわなかったが、4歳になり体がしっかりとしてきて、存分に力を出せるようになってきた。札幌コースは初めてになるが、今の充実ぶりなら苦にしないはず。重賞3連勝を決めて、堂々と秋のG1へ向かう。

 春に中山牝馬S、福島牝馬Sと重賞2連勝を飾ったフェアリーポルカが、夏の女王決定戦を前にさらなる成長ぶりをアピールしている。「前走後は放牧に出て、しっかりとリフレッシュできている。数字以上に体に幅が出て、体質面も強化されてきた」と川又助手。デビュー時に468キロだった馬体重は、今や490キロ台までビルドアップ。近親にトゥザヴィクトリー、デニムアンドルビーなどがいる良血馬が、一段とたくましさを増し、完成の域に達してきた。

 調整もすこぶる順調だ。22日に函館Wで行われた1週前追い切りでは、気合十分に併入。翌日の23日に札幌競馬場へ移動した。さらに26日には札幌ダートの併せ馬では、先行したタイセイモナーク(4歳3勝クラス)と余力十分に併入し、5F72秒8-42秒2-13秒0(馬なり)をマークした。「函館での動きも良かったけど、雰囲気は変わらずいいですね。あとは札幌の芝コースで和田竜騎手に乗ってもらって追い切れば態勢は整うでしょう」と同助手は順調な調整過程を強調する。

 初の札幌コースにも不安はない。「小回りもこなせる器用な馬。どういう形でも競馬ができるし、不良だった中山で勝ってるくらいだから洋芝も大丈夫でしょう。何よりレースに注文がつかないのは強み」と川又助手も自信を隠さない。昨年はオークス、秋華賞に駒を進めながら、ともに16着に沈んだ。目指すはもちろんG1タイトル。西村師も「以前より瞬発力が出てきた」と認めており、ここでタイトルを積み重ねて、秋の大舞台へ弾みをつける。

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