【ボート】峰竜太SGV3!1号艇でなくても優勝できることを証明!

 「オーシャンカップ・SG」(26日、鳴門)

 峰竜太(35)=佐賀・95期・A1=が4コースから鋭く差して1着。SGは3回目、オーシャンカップは17年まるがめ以来2回目の優勝となった。これで今年はV11。この勢いはまだまだ止まりそうにない。2着は3カドから果敢な攻めを見せた茅原悠紀。1号艇で人気を集めた瓜生正義は3着に敗れた。

 峰がボート界トップのスピードターンで頂点に立った。3カドを選択した茅原の奇襲に動じることなく、4コースから切れ味鋭く差してバック鋭伸。1周2Mを先に回ってあっさり決着をつけた。「気分がいい。茅原選手の3カドは想定外だったが、差しを狙っていたので理想的なレースができた。出足はやはりナンバーワンだった」と笑みがこぼれた。

 SG制覇は18年の住之江グランプリ以来3回目、オーシャンカップは17年まるがめに次いで2回目となる。「(優勝戦1号艇で篠崎元志に競り負けた)15年蒲郡メモリアル、(予選1位突破ながら準優Fの)16年鳴門オーシャンカップの悔しさが今の僕を強くしている。今回は1号艇でなくても優勝できることを証明したので、今後のSG戦線に挑む気持ちがさらに強くなった」と目を輝かせた。

 今年はこれでSG1回、G1・2回を含む11回目の優勝。獲得賞金は早くも1億円を超えてトップに立った。「今年は自分でも勢いを感じているので、もっと伸ばせると思う。優勝回数、勝率とも前人未到の記録を狙いたい。アイツはもう止められないと思われるようなカリスマ性のあるレーサーになりたい」。卓越した旋回力に加えて“自信”という新たな武器を手にした今後は、全てのカテゴリーでボート界をけん引して行きそうだ。

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