【競輪】地元の原田研太朗が小松島記念初制覇 直線で鋭く追い込みG3V4

地元記念初制覇を果たした原田研太朗
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 「阿波おどり杯争覇戦・G3」(5日、小松島)

 開催最終日の9Rで決勝が争われ、原田研太朗(29)=徳島・98期・S1=が17年1月の松山以来、通算4回目のG3制覇を飾った。最終バックで番手まくりを放った太田竜馬を追走してから直線で見事に差し切った。太田が2着。原田後位を回った小倉竜二が3着に入り、地元の徳島3人で上位独占を決めた。

 地元4選手がガッチリと結束。ラインの絆が優勝につながった。原田は「うれしさもあるが、ホッとしました」と喜びをかみ締めた。

 レースは河端-清水-松浦、島川-太田-原田-小倉で周回。赤板で島川が上昇すると、河端は引いて5番手。島川は打鐘3角から全開でスパート。最終2角から河端が反撃に出るが、太田が番手まくり。原田はピタリと追走して、最後は気迫で差し切った。上がり10秒5はバンクレコードタイ。必死で踏み抜いた。

 G1ウイナーの松浦、清水を倒した価値ある勝利。G3は約3年半ぶりの美酒で、うれしい地元記念初制覇。「これから自力はもちろん番手戦も増えてくる。ひとつずつ勉強したい」と決意を語った。次走のG2・サマーナイトフェスティバル(10~12日)でも大暴れを見せる。

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