【競輪】大動脈交換の大手術から復帰の中山健 追加参戦の玉野で通算300勝達成

 「おもちゃ王国杯争奪戦・F2」(24日、玉野)

 初日11Rのチャレンジ予選で中山健(36)=新潟・89期・A3=が、最終1角6番手からまくって1着。2004年7月のデビューから15年11カ月で1233走で通算300勝を達成した。

 中山は昨年2月に健康診断で大動脈がいつ破裂してもおかしくない状況が判明。「もう競輪選手を続けるのは無理かも」と諦めながらも、大動脈を人工のものに交換する大手術を8月に行って成功。その後はリハビリなどに励み、今年に入って自転車に乗れるようになり、5月の川崎で復帰。今場所の玉野は地区あっせんで、チャレンジステージ(A級3班)は中国以西の選手ばかりだが、中山と佐野多喜男(新潟)が追加で参戦。同じレースに出走し、中山は1着、佐野は3着でともに準決に進出した。

 中山は「(仕掛けるまで)脚を使っていなかったのでね。タイミングも良かったです」と節目勝利を飾ったレースを振り返った。続けて「通算300勝は支えてくれた家族のおかげです。今は(競輪選手として)走れるだけでも幸せです。ありがとうございます」と家族に謝意を述べた。

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