【競輪】ウィナーズカップ4代目覇者は松浦悠士 番手まくりでG2初優勝
「第4回ウィナーズカップ・G2」(29日、福井)
12Rで決勝が行われ、松浦悠士(29)=広島・98期・SS=が最終3角から番手まくりで1着。G2初優勝を飾り、賞金2180万円(副賞含む)を獲得した。2角6番手からまくり上げた高橋晋也(福島)を差した守沢太志(秋田)が2着に入り、高橋は3着だった。
レースは高橋-守沢、和田健太郎(千葉)、清水裕友(山口)-松浦-柏野智典(岡山)、吉田敏洋(愛知)、古性優作(大阪)、原田研太朗(徳島)で周回を重ねる。
赤板を過ぎても動きはなく、打鐘前に清水-松浦-柏野で一気にスパート。吉田、古性が続き、正攻法の高橋は6番手に下げる。清水がハイペースで駆けるが、最終2角から高橋が猛然と仕掛ける。
いい勢いで前団に襲いかかってきたため、松浦は番手まくりで応戦。そのまま先頭でゴールした。高橋目標から外を伸びた守沢が2着、まくり上げた高橋が3着に入った。
ヒーローの松浦は「清水君がしっかりと駆けてくれたけど、高橋君がいいスピードできたのでヨコに踏むよりタテに踏みました」とレースを振り返った。
ゴール直後は「(1着かどうか)分かりませんでした。(接戦のときは)お客さんが教えてくれるのですが、今回はそれがなかったので…」と無観客ならではの感想を語った。
今後については「もっともっと強くなって、いい勝負がしたいです」とさらなる上を目指すことを誓った。