【ボート】田村、初代チャンプ!“残り福”の1号艇で平和島レコードタイ

 「ボートレースバトルチャンピオントーナメント・プレミアムG1」(1日、平和島)

 今年のSG戦線を彩った6人が激突した決勝戦は、1号艇で人気を背負った田村隆信(41)=徳島・85期・A1=がインから楽々と押し切って勝利。ボートレースバトルチャンピオントーナメント初代覇者に輝いた。G1優勝は11月蒲郡周年以来、今年3回目で、通算では14回目。2着に長田頼宗、3着には吉川元浩が入った。

 決勝戦は田村が圧逃劇を見せ“残り福”で転がり込んだチャンスを生かし切った。進入は枠なり3対3の並び。Sは「全速で行った」とインからコンマ12の快ショット。1Mを危なげなく先マイして独走隊形を築くと、他艇を一切寄せ付けずにゴール。1分45秒8の平和島レコードタイ(出力低減モーター導入以降)で、初代チャンピオンに輝いた。

 1回戦、準々決勝、準決勝と勝ち上がりでは1着なしで駒を進めた決勝戦。枠番はアミダくじによって決められた。抽選前に「(最近の流れから)6号艇を引くことはないと思う」と断言していた田村は、一番最後にくじを引き、1号艇をゲット。運も味方に付けた優勝に「棚からぼた餅という言葉がぴったり。今大会を一番楽しんだんじゃないかな」と、ボート界初の試みを満喫した様子だった。

 今年は10月に地元の鳴門周年を制すと、11月に蒲郡周年も優勝。そして今シリーズも優勝し、丸2カ月でG1V3だ。「年間3回のG1優勝は初めてですね。リズムだけで言えば、一番いいんじゃないですか」と、近況の充実ぶりには本人も納得している。今月中旬には暮れの大一番SG・グランプリ(17~22日・住之江)が控え、「やれそうですね」と不敵な笑みを浮かべる。本人は「リップサービスです」と照れ笑いするが、今の田村なら決して不可能ではない。

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