【ボート】児島ボートレースダービーカウントダウンコラム2
「ボートレースダービー・SG」(22日開幕、児島)
今年の舞台は岡山県の児島。SG開催は2017年3月のクラシック以来、ダービーは初開催となる。
瀬戸内海に面した海水のレース場。潮位の干満によって、大きく水面状況は変化する。満潮時は水面に“うねり”が発生するため、ボートの操作性が安定せず、まくりが決まりにくい傾向がある。逆に干潮時は全速戦が有効。スピードを生かしたターンが威力を発揮する。直近3カ月(7月から9月)のイン勝率は54・5%で、これは全24場の平均に近い数字。満潮時はイン信頼、干潮時はイン軽視という舟券戦略が成り立つ。
現行のエンジンは1月から使用。2連対率は42号機がトップに君臨しているが、28号機も差はない。42号機は7月に福来剛が優勝して以降も、コンスタントに活躍。28号機は3、2節前と連続優出。こちらもパワーを持続している。2節前に野長瀬正孝を優勝に導いた20号機も含め、数字がいいエンジンは初おろしから安定して機力を発揮。信頼度は高い。
数字的には見劣るが34、64号機が気配を増している。34号機は4節前に白神優がターン回りを仕上げて優勝。64号機は3節前に茅原悠紀が実戦型の機力を引き出してV獲り。軽視は禁物だ。